これはヴォーカルセッションの歌手に限らず、誰にでもあるでしょうね。プロの普通のライブでもあります。インストでもあります。
渡してしまったものは仕方ないです。イントロが始まってテーマに入ったとたんストップ、が普通です。
まあこれは譜面を渡す時に気を付けてもらうしかないので、この事はこれで話は終わりです。
で、渡してしまって演奏が始まった後、いくつかパターンがあります。その1つが問題なので、敢えてこの内容を取り上げました。
(1) イントロ中に他のメンバーが気がついた
(2) テーマになって発覚した
(3) 最後まで演奏した
(1) イントロ中に他のメンバーが気がついた
キー違いは、他のメンバーに絶対音感を持っている方がいないと分からないので、これはあまりないでしょう。曲違いは、他のメンバーがイントロを聴けば分かる事が多いでしょうね。
(2) テーマになって発覚した
これが一番多いでしょうね。キー違いでも曲違いでも、まあやり直すのが普通です。
ただ、私の経験で、ベーシストに違うキーの譜面が渡されていたのにちゃんと合わせたというのはあります。絶対音感があるのか、最初の部分で違うのに気がついたのかは分かりませんが、優秀であります。私自身も、他の方のイントロでテーマが始まって曲が違うのに気が付き、知っている曲だったのでそのまま演奏した、というのは何度かあります。
ですので、多くはやり直しでしょうが、問題なく最後まで進行する事もあります。
(3) 最後まで演奏した
曲違いはさすがに誰かが気が付くと思いますので、まずないでしょう。問題はキー違いです。やっていると違和感があると思うのですが、曲を知らないとか、他の音を聴く余裕がないなどの理由でしょうか?なぜか最後までやってしまうのを何度も見た事があります。まあ問題とはいっても気が付かないのは仕方ないんですけどね。コードとベースが合わないまま進んでしまうのは…私はメッチャ違和感ですけどね。
この問題は、まずは違う譜面を渡してしまう事ですが、初心者の歌手とかだと、せっかくドキドキしながらステージに立ったのに、変なまま終わってしまうのはですねぇ…どこかで誰かが気が付いてやり直しになったほうがいいですよね。
結論。当たり前ですが、こんな変な事になるので、譜面は間違いのないように渡しましょう。
という事で、違うキーや曲の譜面を渡してしまう事についてでした。